嫌われたくない。できれば、みんなに好かれていたい。
強くそう願っているわけではないのに、気づけば、相手の顔色をうかがっている。
言いたいことを飲み込む。少し無理をして合わせる。本当は疲れているのに、笑ってしまう。

嫌われたくない気持ちは、優しさの証
『3月のライオン』の桐山零も、人との距離にとても慎重でした。傷つくことも、傷つけることも、怖かった。だから近づくのも、離れるのも、いつも静かに迷っていた。
嫌われたくないという気持ちは、あなたが人を大切に思える証です。それは弱さではありません。むしろ、人の痛みに敏感だからこそ生まれる感覚だと思うのです。
嫌われることへの怖さは、人を大切にしたい気持ちの裏返し。その感覚を、否定しなくていいのです。

合わせすぎると、自分が見えなくなる
嫌われないようにと動いているうちに、自分の本音が後回しになります。「これでいい?変に思われない?」その確認ばかりしていると、だんだん「自分は何が好きだった?」とわからなくなる。
誰かに合わせることが習慣になると、自分の輪郭が少しずつぼやけていきます。
本当のつながりは、無理の上には育ちません。あなたが本音でいられる場所にこそ、育っていくものだと思うのです。

嫌われない努力より、自分を守る選択
嫌われないように生きるのは、とてもエネルギーがいります。でも、自分を守る選択は、静かで、あたたかい。
あなたが無理をしなくても続く関係。沈黙があっても壊れない関係。それが、本当に必要なつながりです。全員に好かれようとすることは無理が生まれますが、安心できる人とのつながりは無理をしなくても続きます。
嫌われたくないと思うあなたは、とても優しい人。その優しさの向き先に、自分も含めていい。今日は少しだけ、自分を守る選択をしてみませんか。

あなたの内側から届いた、小さなサインに。
物語を鏡にして見えてきた、あなたの本当の気持ち。
一人で抱えるのが重たくなったときは、
そっと隣で並んで歩かせてください。
言葉にすることで、心は少しずつ呼吸しやすくなります。

