ちゃんとしなかったら、何かが崩れてしまう気がしていた。
完璧にやらなければ、怒られる。
きちんとしなければ、信頼を失う。
手を抜いたら、全部ダメになる。
そんな恐れが、ずっとどこかにあった。
少しだけ、手を抜いてみた

あるとき、疲れ果てて、ちゃんとできなかった日があった。
掃除は後回し。返信は翌日。
夕食はシンプルに、眠くなったらすぐ寝た。
翌朝、おそるおそる周りを見渡した。
何も崩れていなかった。
怒られなかった。信頼は失われなかった。
世界は、昨日と同じように続いていた。
崩れなかったのは、私が守っていたからじゃなかった

ずっと私が支えているから、崩れないんだと思っていた。
でも実は、最初から崩れるほど不安定じゃなかっただけかもしれない。
私がちゃんとし続けなくても、
周りはちゃんと回っていた。
私が思っていたほど、私の「ちゃんと」は必要じゃなかった。
それは少し寂しいようで、ものすごく楽な気づきだった。
ちゃんとしない日が、心を守ることもある

ちゃんとしない日を作ることは、
サボりじゃなくて、補充だった。
頑張りすぎた心を、少し休ませる日。
そういう日があるから、また頑張れる。
ちゃんとしなくても、何も崩れなかった。
むしろ、私のほうが軽くなった。
それからは、少しだけ「ちゃんと」を手放せるようになった。
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あなたの内側から届いた、小さなサインに。
物語を鏡にして見えてきた、あなたの本当の気持ち。
一人で抱えるのが重たくなったときは、
そっと隣で並んで歩かせてください。
言葉にすることで、心は少しずつ呼吸しやすくなります。

