恋をすると、相手のことだけではなく、
自分のことまで苦しくなる時があります。
こんな自分が好きになっていいのかな。
期待したら痛いだけかもしれない。
ブスに花束を。の恋は、
そういう気持ちの近くにあります。
きらきらした恋愛というより、
言えないまま育ってしまう気持ち。
自分を小さくしながら、それでも誰かを好きになってしまう心。
だからこの物語の恋は、やさしいのに苦しい。
苦しいのに、なぜか見てしまう。
花子の恋が切ないのは、”好き”より先に”こんな自分じゃだめ”があるからかもしれない

花子の恋を見ていて苦しくなるのは、
好きな気持ちそのものより、
その前に自己否定が立っているからかもしれません。
うれしい。気になる。
でも、そんなふうに思ってしまう自分をすぐ責める。
恋が始まる前から、
自分には資格がないように感じてしまう。
花子の気持ちが刺さるのは、
自分にやさしくできないまま誰かを好きになってしまうからなのだと思います。
やさしさはうれしいのに、ときどき少しだけ苦しい

恋の中でいちばんやっかいなのは、やさしさかもしれません。
冷たくされたら、あきらめられることもある。
でも、やさしくされると少し期待してしまう。
期待した自分を、また責めてしまう。
やさしさは救いでもあるのに、
ときどき痛みの種にもなる。
その両方があるから、こんなにリアルです。
花子の恋は、やさしさに救われながら、やさしさに揺れてしまう恋に見えます。
言えないままの恋にも気持ちは残っていて、恋をした自分を否定しなくていい

恋は、言えたものだけが本物ではないのだと思います。
好きだと伝えられなくても、そばにいたい気持ちはある。
伝えられないままでも気持ちはちゃんとある。
そのことを、ブスに花束を。はそっと肯定してくれる。
また、誰かを好きになることで、
自分をどれだけ低く見ていたかにも気づいてしまいます。
それは少し痛いことです。
でも、その痛みの中でしか見つからないものもある。
こんな自分でも、ちゃんと好きになっていた。
うれしくて、苦しくて、期待して、怖かった。
その気持ちは、なかったことにしなくていい。
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陽介という存在が恋にどう影響するかを辿りたい方はこちらへ。
『ブスに花束を。』芦田陽介は本当にやさしいのか|近づきすぎない人の静かな孤独
恋の前に自分を小さくしてしまう気持ちについてはこちらも。
『ブスに花束を。』田端花に共感してしまう理由|自信がない人のための物語
あなたの内側から届いた、小さなサインに
物語を鏡にして見えてきた、あなたの本当の気持ち。
一人で抱えるのが重たくなったときは、そっと隣で並んで歩かせてください。
言葉にすることで、心は少しずつ呼吸しやすくなります。
▶ 整いすぎない私のままで、静かに自分を好きになっていく時間を
自分の中にある"やわらかな光"を見つける
アニメの言葉や星の導きを借りて、今のあなたを映し出してみませんか?
「正解」を探すのではなく、今のあなたのテーマをそっと知るための時間です。

