嫌なことをされたら、やり返したい。
そんな気持ちはありました。
でも実際は、やり返せませんでした。
むしろ、ちくちく刺されながら、相手には優しくし続けていました。
「私まで嫌な人になっちゃいけない。」
どこかで、そんなふうに思っていたのかもしれません。
(そりゃ、疲れます。笑)

ある日、言葉が出てきた
ある日、こんな言葉が出てきました。
「優しくしてくれたら、優しくする。」
難しいことを言ったつもりはありませんでした。
その言葉しか浮かばなかったんです。
優しい言葉ひとつで、報われると思っていたから。
キツく感じていたから。
(それだけのことでした。)
「目には目を、歯には歯を」と言われた

返ってきた言葉はこうでした。
「目には目を、歯には歯を、ってやつやな。」
……
その言葉にも、傷つきました。
そんなつもりじゃなかった。
ただ、優しくしてほしかっただけでした。
私は、やり返したかったんじゃありません。
一方通行を、やめたかっただけでした。
(やり返しできもしないのに、そう言われた。笑えない話です。)
ここで少し、問いを置かせてください。
あなたが「これだけ伝えたい」と思って言った言葉が、全然違うふうに受け取られたことはありますか。
今は、違う使い方をしている

今は、やり返すことを考えていません。
その代わり、こう考えています。
境界線が機能しているかどうか。
無駄なエネルギーを相手に流していないかどうか。
「目には目を」ではなく、「ここまでは私」という感覚です。
やり返すエネルギーを、自分に使う。
(うふ。)
昔は反撃モードと、今の境界線モードは、似ているようで全然違います。
反撃は、相手を見ていた。
境界線は、自分を見ている。
「優しくしてくれたら、優しくする。」
あの時の私は、それが精一杯でした。
今思えば、その言葉を言えたこと自体が、一方通行をやめようとした最初の一歩だったのかもしれません。
あなたはどうですか。
今のあなたは、相手を見ていますか。それとも、自分を見ていますか。
その問いを、少し持ち帰ってみてください。
相手ではなく自分を見られるようになって、少し息ができるようになりました。
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