やっと少し、わかってもらえそう。そんな空気を感じた瞬間に、なぜか心が引いていくことがあります。
うれしいはずなのに、どこか落ち着かない。そんな夜に読んでほしい言葉を書きました。
閉じたくなるのは、あなたが冷たいからではありません。
大切な自分を傷つけないように、心が懸命に守ろうとしている証拠なのです。

わかってもらえそうな瞬間ほど、心が引いていくことがある
でもそれは、気持ちが変わったのではなく、「近づくこと」に対して心がとても慎重になっているだけなのだと思います。
わかってもらえることは、安心だけを連れてくるわけじゃない

本当はわかってもらえることはうれしい。けれど、心にとっては「見えてしまうこと」への怖さも一緒に動き出します。
近づいたあとに、また離れてしまうかもしれない。そんな過去の記憶や予感を、心は静かに覚えているのです。だからこそ、わかってもらえそうな瞬間ほど、先に自分を守ろうとする動きが出てくることがあります。
近づきたい気持ちも、閉じたくなる気持ちも、どちらも本音

矛盾しているように見えても、どちらもあなたが今日まで生きてくる中で育んできた大切な感覚です。閉じたくなる自分を責める必要はありません。それは冷たさではなく、自分という存在を大切に扱おうとする誠実さなのだと思うのです。
少しずつ、安心して近づける感覚を覚えていく

心を開くことは、急に全部を見せることではありません。少し話して、少し引いて、その反応を見ながらまた少し近づく。行ったり来たりしながら覚えていく関わり方があってもいい。それは、あなたという心に合った優しい速度です。
本当に大丈夫かを心が確かめている途中。その揺れを許しながら、少しずつ安心して近づける感覚を育てていけたら、世界は前よりもやわらかな場所になっていくはずです。
【慈問】
いま、あなたの心が「ここまでなら大丈夫」と感じる、心地よい距離はどのあたりですか?
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