部屋を片付けようとしたのに、
気づいたら昔の写真を眺めていた。
そういう経験、ありませんか。
「また余計なことに時間を使ってしまった」と
自分を責めてしまうかもしれません。
でも、本当にそれは「余計」だったのでしょうか。
掃除し始めると、なぜか昔の写真が出てくる

で、手が止まる。
気づけば、部屋はそのまま、思い出だけ整理されてる。
おかしいな、と思っていた。
片付けのつもりで始めたのに、どうして毎回こうなるんだろう、と。
でもある日気づいた。
部屋が片付かなかっただけで、
ちゃんと何かが整理されていたんだ、と。
手が止まることは、サボりじゃない

妖怪と出会う日常の中で、幼い頃の孤独や誰かへの後悔が静かに顔を出す。
彼はそれを無理に片付けようとしない。ただ、そっと受け取る。
手が止まるのは、心がそこに用があるからかもしれません。
あの頃の自分に、まだ言えていないことがある。
受け取れていない気持ちがある。
だから、写真の前で立ち止まる。
部屋より先に、心が片付いていく

部屋は片付いていないのに、どこかすっきりしている。
それはきっと、心の中の引き出しが、一つ開いて、一つ閉まったから。
「ちゃんと片付けなきゃ」と思わなくていい。
手が止まったなら、止まっていい。
そこに、今の自分に必要な何かがあるのかもしれないから。
掃除は、また明日できる。
部屋より先に、心が片付いていく日があっていい。
それもちゃんと、整理のうちです。
あなたの内側から届いた、小さなサインに。
物語を鏡にして見えてきた、あなたの本当の気持ち。
一人で抱えるのが重たくなったときは、
そっと隣で並んで歩かせてください。
言葉にすることで、心は少しずつ呼吸しやすくなります。

