強くなければ、守れない。強くなければ、認めてもらえない。
ちゃんと強くなきゃと、ずっと思ってきました。
でも、強くなろうとすればするほど、心は少しずつ疲れていきました。
シュタルクは、こわがりだった

『葬送のフリーレン』に登場するシュタルクは、誰もが認める強さを持った戦士です。でも彼は、とてもこわがりでした。戦いを前に膝が震え、逃げ出したいと思うこともある。それでも、誰かのために立ち上がりました。
強いから立ち向かったんじゃない。こわいまま、動いたのです。
強さは、こわさの不在じゃない

強い人は「こわくない人」だと思っていました。でも、本当はそうじゃなかった。こわくても、動ける人のことを強いというのかもしれない。
「ちゃんと強くなきゃ」は、こわいと感じてはいけないという意味じゃありません。震えていい。それでも一歩だけ踏み出せたら、それはもう十分な強さなのです。
こわいままの自分で、いい

強くなきゃと思うたびに、自分の「こわさ」を否定していました。でもシュタルクが教えてくれたのは、こわさは弱さではないということ。こわいから慎重になれるし、誰かのことを大事に想える。こわさは、やさしさと同じ根っこにあるのかもしれません。
ちゃんと強くなきゃを、少しだけ緩めていい。こわいままの自分で、十分戦えることがあります。
【慈問】
「こわい」と感じる自分を、「弱い」と決めつけてはいませんか?
その震えが、実は誰かを大切にしたいという「やさしさ」の裏返しだとしたら、
今の自分にどんな言葉をかけてあげたいですか?
あなたの内側から届いた、小さなサインに。
物語を鏡にして見えてきた、あなたの本当の気持ち。
一人で抱えるのが重たくなったときは、
そっと隣で並んで歩かせてください。
言葉にすることで、心は少しずつ呼吸しやすくなります。

