わかってほしい気持ちは、たしかにある。でも、言葉にしようとすると、うまく出てこない。
結局「大丈夫」と言ってしまう夜に、そっと読んでほしい言葉を書きました。
言えないのは、気持ちがないからではありません。
むしろ、その気持ちをとても大切に扱おうとしている証拠なのです。

わかってほしいのに、言葉にすると違ってしまう
でも、言いたいことはあるはずなのに、口を開いた瞬間に少し違うものになってしまう。それが嫌で、また飲み込んでしまう夜がありますよね。
言えないのは、気持ちがないからじゃない

言えないとき、つい「どうしてちゃんと伝えられないんだろう」と自分を責めてしまうかもしれません。
けれど、言えないのは弱さではありません。「本音を軽く扱われたくない、否定されたくない」という、心が自分を守ろうとする大切な動きなのです。受け取ってもらえなかったときの痛みを心が知っているからこそ、言葉が喉のあたりで静かに止まるのです。
本音が止まる夜に起きていること

言えない夜には、「伝えたい気持ち」と「守りたい気持ち」が一緒にいます。どちらも間違っていないのに、ひとつに決められないから苦しい。本音はいつも言葉の形をしているわけではなく、ただ胸の奥で静かに息をしているだけでもいいのです。
少しだけ、自分の声を聞きなおす

もし今夜、言えない気持ちがあるなら、誰かに伝える前に自分の中でそっと聞いてみてください。わかってほしいのは、さみしさなのか、痛みなのか、それとも「ここにいる」ということなのか。
答えがすぐに出なくても大丈夫。わかってほしいのに言えない夜は、本音がいなくなった夜ではなく、あなたがその気持ちをまだ大切に抱えている夜なのです。
【慈問】
誰にも言えないままでもいい。いま、あなたの胸の奥にそっと置いてある気持ちは、どんな色をしていますか?
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言葉にすることで、心は少しずつ呼吸しやすくなります。

